いまの仕事内容は？

人の命に関わる製品だからこそ厳しい試験を。薬事申請で製造・販売を支える。

医療機器の品質保証業務の１つに「薬事申請」があります。「薬事申請」とは、医療機器の製造・販売を行うために必要な申請を厚生労働省に対して行い、製造販売の承認を取得する業務のことです。私の仕事は手術準備用キットの薬事申請に必要な書類作成や試験を行うこと。キット製品は自社製品のみならず、シリンジやガーゼなど、さまざまなメーカーの医療機器の供給を受けて、製造されます。取り扱う製品が多岐にわたるため、慣れるまでは関係法令に関する勉強が必要ですし、試験もそれぞれの機器に合わせて適切に行わなければならないなど難しい仕事です。しかし、医療機器は人の命に関わるものなので、安心・安全に利用できなければなりません。間接的にではありますが人の命を救う一助になっていると思えば、大変な仕事も乗り越えられます。営業の方のように直接病院に行くことはありませんが、社員を通じて当社の製品を使ってくださる方々からのメッセージをいただくと、大きなやりがいを感じますし、しっかり仕事に臨まなければと気持ちも引き締まります。

成長したところは？

専門的な質問にもスムーズに回答。苦手なコミュニケーションに自信が持てるように。

コミュニケーション能力だと思います。薬事申請には段階が設けられ、申請書を提出するだけでは終わらないケースがあります。審査官からメールや電話で問い合わせがあり、さまざまな質問に答えなければなりません。相手の質問の意図を理解して、自信をもって正確に答える。簡単そうに思えますが専門的な質問もあり、はじめは戸惑うこともありましたが、課内の皆さんに相談しながら経験を重ねるにつれ、スムーズに答えられるようになりました。学生時代まではコミュニケーションが苦手だったので、この部分は自分でも成長したなと感じるところですね。また、私の仕事は薬機法や関連法令など専門知識が欠かせません。１年目は勉強がメインになるので、他の部署に配属された同期と比べて仕事をしているという実感は薄かったのですが、２年目、３年目とできる業務が広がり、力がついてきたと感じています。

どんな学生だった？

具体的な目標が決まっていなかった就職活動。そこで出会ったリブドゥの雰囲気に共感。

大学の頃は生命環境学部で胃がんのメカニズムを研究していました。実験に取り組むことが多く、そこで培った経験はいまの業務にも役立っていると思います。試験機器の使い方であるとか、試薬の危険性というのはすでに理解していましたからね。プライベートではよくドライブに出かけていました。大学が山の上にあったので、車で通学しないとつらくて（笑）。１年生の時に免許をとり、土日は友人と車でドライブを楽しんでいました。就職活動の時には具体的にやりたいことが決まっておらず、いろいろな業種の説明会に参加する中でリブドゥコーポレーションの説明会に行きました。愛媛新居浜工場は実家の近くなので、会社の名前は聞いたことがあったんです。先輩社員の方との座談会に参加すると皆さん「リブドゥは人が良い」と言われていたのですが、実際に面接を受けて納得。面接官の方だけではなくすれ違う社員の皆さんが明るく挨拶をしてくれたり、話しかけてくれたり。その雰囲気の良さに共感して入社を決めました。

「生きるチカラを応援する」
企業の一員として、
どのようなことに
チャレンジしたいですか？

いまは人生100年時代と言われますが、怪我なく事故にも遭わず100年を過ごせるという保証はどこにもありません。そこで私たちは手術準備用キットの提供を通じて、人々が元気に、健やかに生きるお手伝いができるのではないかと考えています。また、現在は新たな事業展開のための薬事申請業務にも関わりたいと思っています。既存の事業に加え、新たな事業によって救われるという方もいるはずですから、エンドユーザーに必要としてもらえる製品づくりに挑戦し、皆さんの生活を支え、笑顔になれるサポートができれば嬉しいですね。私自身、この会社に入って人との関わり方が変わりました。学生時代にはコミュニケーションが苦手で交友関係も狭かったのですが、周りの皆さんが積極的に話しかけてくれて交流の輪も大きく広がりました。人生がどんどん豊かになっている実感がありますね。