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使用済紙おむつリサイクルシステムの普及を目指して~高吸水性樹脂の新規リサイクル技術を開発~

使用済紙おむつリサイクルシステムの普及を目指して ~高吸水性樹脂の新規リサイクル技術を開発~

 株式会社リブドゥコーポレーション(本社:大阪市中央区、社長:久住 孝雄、以下「リブドゥコーポレーション」)と、株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、社長:五嶋 祐治朗、以下「日本触媒」)、トータルケア・システム株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:長 武志、以下「トータルケア・システム」)の3社は、使用量が増加し続ける紙おむつをリサイクルするシステムの普及を目指し、様々な技術開発に取り組んでいます。今般、3社は、使用済紙おむつ中の高吸水性樹脂(以下SAP)に関する新規リサイクル技術を開発しました。この技術は、世界で流通している様々なSAPに適用できるものです。

 2015年の国連サミットにおいて、持続可能な開発のための2030アジェンダが採択され、2030年を期限とする17の持続可能な開発目標(SDGs)と169のターゲットが定められました。使用済紙おむつの再生利用等は、SDGsに対して様々な形で寄与、貢献できるものとなります。

 国内において、環境省では2020年3月31日、「使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」を公表しました。また国土交通省においては、新下水道ビジョン加速戦略に基づき下水道への紙おむつ受入れのためのガイドライン策定を目指しています。これらのように使用量が増加し続ける紙おむつについて、リサイクルの促進が期待されています。

 トータルケア・システムは、世界的にも例が少ない紙おむつのリサイクルシステムを国内ではじめて構築し、事業開始から15年が経過しています。紙おむつは主に紙パルプ、プラスチック、SAPで構成されており、同社ではリサイクル処理後の再生パルプは建築資材の原料(外壁材、内装材等)として有効利用し、プラスチックは固形燃料としてサーマルリサイクルしていましたが、現在マテリアルリサイクルの研究開発を進めています。

 このたび、課題として残っていたSAPのリサイクルに関して、SAPで世界1位のシェア(生産量※)の日本触媒が2018年より取り組みに参加、リサイクル技術の検討を開始し、大人用紙おむつメーカー大手のリブドゥコーポレーションとトータルケア・システムの3社による共同研究により、新規リサイクル技術の開発に成功しました。



-本件に関するお問い合わせ先-
株式会社リブドゥコーポレーション 経営企画部
Mail:kouhou@livedo.jp
06-6227-1360(平日 9:00~17:00)

 


PDF:使用済紙おむつリサイクルシステムの普及を目指して(News Release)

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